介護職の求人では社会保険完備が普通なのか

未経験でもチャレンジしやすい介護職は、職種を変えて働きたい人やパートの仕事を探している人から人気が高い。ただ、介護職は待遇があまり良くないという話もあるため、就職するときには不安が大きくなりがちだ。
求人を探すときには、社会保険完備になっているかどうかを知りたい方も多いだろう。労災保険は労働者なら必ず加入できる保険だが、健康保険や厚生年金保健、雇用保険に加入できるのかも知っておきたいポイントだ。
福利厚生として、どのような労働条件だったとしても社会保険完備にしている企業もあるのは確かだ。しかし、法律上はあらゆる従業員に対して社会保険を完備しなければならないわけではない。

もし介護職として働く際に社会保険に関して入念に確認したいなら、何よりもまず労働時間を確認しておこう。労働時間から判断して、雇用主が社会保険を完備しなければならない内容になっていれば確実に加入できるからである。
例えば、1週間の所定労働時間が20時間以上で、学生ではなく、31日以上の雇用期間が見込まれていることが雇用保険に加入する条件だ。健康保険、と厚生年金の場合にはやや条件が複雑だが、雇用期間が1年以上で月給が8.8万円以上、かつ従業員数が501人以上の勤務先ということが条件なのが基本である。
介護施設では、介護職がその条件を満たさないことがあるので注意しよう。500名以下だったとしても加入できることはあるが、法律上の義務はないので個別に確認を取る必要がある。この条件を知ったら、次は介護職の社会保険への加入で何が変わるのかなどもしっかり確認しておきたいところだ。