短時間勤務の場合も見ておきたい社会保険について

仕事をする上では、介護職に限らず社会保険が完備されていて欲しいと思うのが普通だろう。労災保険は当然だが、雇用保険や健康保険、厚生年金保険にも加入したいと思うのが一般的である。
正社員として働く場合には社会保険完備の場合がほとんどだが、パートやアルバイトの場合には社会保険が完備されていないことも珍しくはない。雇用主にとっては社会保険料の負担があるため、義務として加入しなければならない保険以外は加入させたくないというのが本音だからである。
介護職の求人では社会保険について明記されていて、完備されているという説明のことが多い。
ただ、注意書きがある場合も多く、条件によっては社会保険完備にはならないこともあるので注意が必要だ。

実態としては雇用保険の条件を満たしているかどうかで判断されている傾向がある。実際には健康保険や厚生年金保健の方が加入条件のハードルは高いが、一元的に雇用保険の加入条件を満たしていたら四種類の社会保険に加入できるようにしていることが多いのだ。
雇用保険の加入条件で最もハードルが高いのは労働時間である。労働時間が週に20時間以上となっている必要があるため、週3回で6時間の勤務といったときには対象外になる。
介護職の求人では労働時間が短くても良いという待遇のものがよく見かけられるが、雇用保険の加入条件を満たさないくらいに短い場合には気をつけよう。社会保険完備を希望するなら少なくとも週20時間以上の契約になるように交渉することが重要だ。